あっという間に年末が近づいてきましたね。クリスマスまであと1ヶ月ほどということで、今年は少しずつクリスマスのチョコレート作品を準備していきませんか?

今回からシリーズで、クリスマスのチョコレート飾りを作っていきます。第1回目の今日は、高さ18センチの立体クリスマスツリーを作ります。最終的には板の上にツリーを飾り、サンタクロース、トナカイ、プレゼントなどを添えて、華やかなクリスマスディスプレイに仕上げていく予定です。

今回使用する型について




今回使用するのは、マルテラート社のクリスマスツリー型です。高さ18センチの立体的なツリーができる大きな型で、シンプルで美しい仕上がりになります。

実はマルテラートの型、あまり使ったことがなかったんですが、メジャーなメーカーなので安心して使えますね。この型、去年8セット購入したんですが、今年買い足そうと思ったらもう売っていませんでした。型は本当に一期一会ですね。



必要な材料と道具


材料:
ホワイトチョコレート
カカオバター
着色料(グリーン系)

道具:
ポリカーボネート製チョコレート型(クリスマスツリー)
エアブラシとコンプレッサー
大理石またはテンパリング用の作業台
スクレーパー
温度計

カカオバターの着色とピストレの準備




まず最初に取り組むのが、型への色付けです。カカオバターを溶かして着色料を混ぜ、エアブラシで型に吹き付けていきます。

カカオバターは事前に少し溶かしておきましょう。完全に液体になっている必要はありませんが、色を混ぜやすい程度に柔らかくしておきます。グリーン系の着色料を加えて、クリスマスツリーらしい緑色を作ります。

💡 ポイント

カカオバターの色付けの際、最初は少し濃いめに作っておくのがポイントです。エアブラシで吹き付けると思ったより薄く見えることがあるので、後から調整できるよう濃いめからスタートしましょう。



エアブラシでの着色作業


エアブラシを使った着色は、チョコレート作りの中でも特に楽しい工程の一つです。型全体に均一に色を吹き付けていくことで、仕上がりに美しいグリーンの色味が入ります。

作業の際は、型を回しながら全体的に色が行き渡るように吹き付けていきます。特に細かい凹凸部分や角には色が入りにくいので、意識的に近づけて吹き付けるようにしましょう。

エアブラシ作業、何度やっても楽しいんですよね。ただ、今日はちょっと寒くて…11月になると作業環境も変わってきます。でも、気温が下がるとテンパリングがやりやすくなるので、一長一短ですね。



テーブル法でのテンパリング


気温が下がってくるこの時期は、テーブル法でのテンパリングが非常にやりやすくなります。今回はホワイトチョコレートを使用するので、温度管理が特に重要になってきます。

テンパリングの手順


1. 溶解(約40〜45℃):ホワイトチョコレートを湯煎で完全に溶かします。ダークチョコレートより低い温度で溶かすことを意識してください。

2. 冷却(約26〜27℃):溶かしたチョコレートの一部を大理石の上に広げ、スクレーパーでこねるように冷やします。チョコレートが固まり始めたら、残りの温かいチョコレートに戻します。

3. 結晶化(約28〜29℃):全体を混ぜ合わせて温度を調整します。ホワイトチョコレートの作業温度は28〜29℃が目安です。

💡 ポイント

テンパリングが正しく取れているかの確認方法は、少量を指先に取ってみることです。短時間でマットな質感になり、表面が結晶化し始めたら成功です。5分、10分経ってもツヤツヤで手につく感じだったら、テンパリングが取れていないサインです。



寒い時期は大理石が冷えているので、チョコレートの冷却がスムーズに進みます。夏場に比べて格段に作業がしやすくなるのが、この季節の大きなメリットですね。

型への流し込みと固め方




テンパリングが取れたら、いよいよ型に流し込んでいきます。

着色した型にテンパリングしたホワイトチョコレートを流し込み、型全体にチョコレートが行き渡るように型を回します。余分なチョコレートをしっかり切り、型の縁をきれいに整えましょう。

この工程、実は結構重要なんです。余分なチョコレートをしっかり切らないと、型から外す時に形が崩れたり、仕上がりが不均一になったりします。少し時間をかけて丁寧に作業するのがコツですね。



型に流し込んだら、室温で固めていきます。正しくテンパリングが取れていれば、比較的短時間で表面がマット状になり、結晶化が始まります。触ってみて手につかなくなったら、固まり始めているサインです。

型から外すタイミング


チョコレートが完全に固まったら、型から外していきます。ポリカーボネート型の場合、チョコレートが収縮することで自然と型から離れやすくなります。

型を軽く曲げてみて、チョコレートが動くようであれば外せるタイミングです。無理に外そうとすると割れてしまうので、焦らず完全に固まるまで待ちましょう。

💡 ポイント

きれいに型から外れた時の達成感は格別です。テンパリングがしっかり取れていれば、表面にツヤがあり、型の模様が美しく転写されています。これがチョコレート作りの醍醐味ですね。



次回以降の展開


今回作った立体ツリーは、これから数週間かけて完成させていくクリスマスディスプレイの中心となる作品です。

次回は、このツリーに飾り付けをしたり、サンタクロースを作ったりしていく予定です。4週間かけてクリスマスらしい作品を完成させていきますので、ぜひ一緒に作っていきましょう。

ちなみに、チョコレートの型を集め始めると「モールド沼」という深い沼にハマります(笑)。私の知り合いには、趣味で45枚も型を持っている方がいらっしゃいます。お店をやっている方ではなく、純粋に趣味でですよ!私もまだ20枚ちょいですが、型は本当に一期一会。気に入ったものを見つけたら、迷わず購入することをおすすめします。



まとめ


今回は、クリスマスシリーズ第1回として、立体チョコレートツリーの土台作りをご紹介しました。カカオバターでの着色、エアブラシでのピストレ、そしてテーブル法でのテンパリングと、チョコレート作りの基本的な技術を組み合わせた作品です。

この時期ならではの作業のしやすさを活かして、ぜひご自宅でもチャレンジしてみてください。次回はこのツリーをさらに華やかに飾り付けていきますので、お楽しみに!

クリスマスまでの準備期間を、チョコレート作りとともに楽しんでいきましょう。



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