みなさん、こんばんは!名古屋もめちゃめちゃ寒くなってきましたね。今日から暖房を焚き始めたら、ちょっと喉がイガイガしてきました。皆さんも風邪やインフルエンザには気をつけてくださいね。

さて、今回はついに「クリスマス準備 最終回」です!1回目でツリーを作り、2回目で色付けをし、3回目で中身を詰めて...と進めてきたボンボンショコラを、今日は仕上げてお披露目していきます。

4回目ということで、もうほとんどやることは残っていないんですよ。今日はお披露目も兼ねて、最後の仕上げをしていきますね。ゴールテープを切ることは大事ですから!



まずは断面チェック

完成したボンボンがどうなっているか、1つ切ってみましょう。上にベリーのソース、下にピスタチオのガナッシュという2層構造になっています。

組み合わせ的にはオーソドックスかもしれませんが、味は間違いないですよ。王道の美味しさです。

💡 ポイント

チョコレートのシェル(器の部分)は1mmが理想的な厚さです。薄ければ薄いほど口どけは良くなりますが、あまり薄いと型から出しにくくなってしまいます。逆に厚すぎると口どけが悪くなる。その一番良い交点が1mmなんですね。



サンタさんにベルトを描く

仕上げとして、サンタさんのボンボンにベルトのバックルを描いていきます。ゴールドのカラーカカオバターを使って、筆で細かく描いていくんですよ。

カラーカカオバターがあると、チョコレートにお絵かきができるんです。色は絵の具と同じで混ぜることもできますし、様々なデザインが楽しめます。

あかん、この筆めっちゃ先が割れてる...バルタン星人みたいになってますね(笑)。道具のメンテナンスは大事です、皆さん。もう若い方はバルタン星人もわからないかしら?



デザインのヒント

チョコレートの着色や模様って、実はネイルアートに通じるところが多いんですよ。色使いや細かい柄の入れ方など、ネイルをされている方はきっと得意だと思います。

お絵かきが得意な方、ネイル関係者の方、ぜひ一緒にチョコレートでアートを表現してみませんか?チョコレートを次なるステージへ持ち上げていきましょう。

💡 ポイント

簡単なのにプロっぽく見えるテクニックとして「しぶき模様(スパッタリング)」がおすすめです。筆に色をつけて、指で弾いて飛ばすだけ。これだけでぐっと本格的な見た目になりますよ。



黒色を出したい時は、竹炭パウダーがおすすめです。粒子がとても細かいので、エアブラシを使っても詰まりにくいんですよ。ブラックココアでも代用できますが、竹炭の方が扱いやすいと思います。

クリスマスツリーの組み立て

1回目に作ったツリーのパーツも仕上げていきましょう。ポリカーボネート型で作った半球のパーツを、溶かしたチョコレートで接着して積み上げていきます。

これ、見た目は巨大で存在感があるんですが、中身を入れてもちょっと食べきれないサイズなんですよね。なので今日はシェルだけで接着して、ディスプレイ用として完成させます。



接着する時のコツは、パーツの縁を少しだけ温かい鉄板やフライパンに当てて、チョコレートを軽く溶かしてからくっつけること。これでしっかり接着できます。

チョコレートは材料費がかかる

正直に言うと、チョコレート作りは材料費がなかなかかかります。カバーチュールチョコレート、カラーカカオバター、ピスタチオペースト...どれも安くはありませんよね。

でも、手作りのボンボンショコラは売っているものとはまた違った価値があります。自分で作る楽しさ、プレゼントした時の喜び、そして何より達成感。それは材料費では測れないものだと思うんです。

まとめ

これで赤×緑のクリスマスコレクションが完成しました!

ベリーのソースとピスタチオガナッシュという王道の組み合わせのボンボンショコラ、サンタ・トナカイ・スノーマンの可愛いデザイン、そして巨大なクリスマスツリー。全部で4回のライブを経て、ようやくゴールテープを切ることができました。

チョコレート作りは奥が深いですが、基本を押さえれば意外とできるものです。ぜひ今年のクリスマスは、手作りのショコラに挑戦してみてくださいね。完成したらぜひ写真を見せてください、楽しみにしています!

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